2021年3月9日
こちらが、豊徳のミミズです。
ミミズの餌は、地元のしいたけ生産組合から廃棄される菌床ブロックを使っています。
菌床ブロックは、広葉樹のカシ、シイのオガコを培地に、コーンスターチ、ふすま(小麦粒の表皮部分)の栄養材を混合した物です。
菌床はしいたけの収穫後ブロックのまま工場に搬入して、重機で粉砕して牛ふん、米ぬかを配合し1年程度かけて堆肥化し、餌としています。
ぼくは菌床。シイタケを収穫した後は捨てられてしまうんだ。
ぼくはミミズ。廃菌床は、牛ふんと米ぬかと混ぜることでぼくたちの良い餌になるんだ。
どれも本来は捨てられてしまうものだね。
それらをぼくたちが食べることで、栄養豊富でふかふかな土にすることができるんだ。
みみずふん土(ど)は、リサイクルで生まれているんだね。
SDGs(持続可能な開発目標)が掲げられた今、環境の面からも注目すべき有機肥料だね。
徳島のしいたけ農家から出る廃菌床を、同じく徳島の企業である豊徳が再利用して肥料にする。
これは地域循環共生圏づくりにもつながりそうだね。
もちろん、作物もとっても元気に育つよ!